内向型の人が成長できる環境とは?

就職・転職

俺はかなり内向的な人間であると自認している。

基本的に一人でいるのが好きだし、飲み会とかもあまり好きではなく、家で一人で本を読んでいる方がよっぽど楽しい。

そんな俺だが、内向型人間であるが故に、社会において大変なことが多いと感じる。

実際に、俺は今の環境はかなりミスマッチだと思っている。

そこで、内向型人間に向いている環境や成長できる環境とはどのような環境なのかを考えてみたので、俺なりの知見を解説していこうと思う。

内向型の強み

まずは内向型の強みについて考えてみた。

内向型といっても人それぞれ違うので、万人に絶対あてはまるというわけではないが、一般的に言われていることに加え、自分なりの強みも挙げてみた。

  • 思考力
  • 洞察力
  • 好奇心
  • 誠実性
  • 注意力
  • 丁寧さ

内向型の人は外向型の人より、深い思考力や鋭い洞察力を持っていることが多いと言われる。

もちろん個人差はあるが、この傾向はたしかに正しいと思う。

内向型の人は、パッと思い浮かんだことに対してそれを盲信するのではなく、他の選択肢や考えがないかを吟味する傾向が強いと思う。

外向型の人が皆そうとは限らないが、実際に外向型の人と話していると、思い込みでどんどん話されることがあり、正直うんざりすることがある。

逆に内向型の人との会話は言葉のキャッチボールを一球一球丁寧に投げてくれる心地がして、ストレスが少ない。

また、内向型の人は好奇心も外向型の人より強いと思っている。

もちろん、外向型の人が好奇心がないというわけではない。

むしろ、外向型の人の方が、好奇心が強いように見えることが多い。

内向型の人はどちらかというと秘めたる好奇心という印象があり、あまり外から見ていてもわからないことも多い。実際に俺も好奇心や興味はあるのだが、他人から何に興味関心があるのかわからないと言われることが多い。

ただ、内向型の人は好奇心が発揮できることに対しては、こだわりや執着心が強く、圧倒的な成果を出せる可能性がある。

注意力や丁寧さは個人的によく褒められることが多い。

俺の場合は、雑に何かをこなして、後で怒られるのが嫌というネガティブ側面からこのような強みが生まれている気がしている。

しかし、プレッシャーのかかる場面などではこれらの強みが発揮できないことも多く、改めて内向型の人間はどのような環境で生きていくかが重要になると感じている。

内向型の弱み

内向型にも当然弱みがある。弱みについても考えてみた。

  • 消極的
  • 統制力が弱い
  • 評価されにくい
  • 舐められやすい
  • 決断スピードや行動スピードが遅め

内向型の人の大きな弱点として、消極的なことが挙げられる。

この消極的な性格が原因で、せっかく深い思考力や洞察力があるのに、リーダーには向かないと言われたり、評価もされにくいケースが多い。

評価されるまでに時間がかかったり、本来の力が発揮できずにその環境からドロップアウトしてしまったり、虐げられてしまうことも多い印象がある。

そして、職場とかにいる攻撃的な人に舐められやすくなってしまう。

俺としてはこれが一番影響が大きい。

今の職場でも、攻撃的な人がいるのだが、割と言いたい放題言われている。

また、内向型の人は洞察力や丁寧さがあるが、それ故、行動に移すスピードが遅くなってしまう傾向がある。

行動スピードと丁寧さのバランスの良さを身につけることは内向型の人には必要なことであると考えている。

いきなり行動スピードを上げることはなかなか難しい。徐々にスピードを上げれるように、意識していくしかない。

強制的にスピードが求められる環境に身を置くというやり方もあるが、いきなり負荷をかけすぎると内向型の強みが全く発揮できず、その環境で評価が全くされないという事態にも陥ってしまう可能性があるので注意が必要だと思う。

内向型の人と外向型の人の違い

内向型の人と外向型の人の環境における違いを俺なりに考えてみた結果、「外向型の人は適応できる環境の幅が広く、内向型の人は適応できる環境の幅が狭い」という一つの仮説が生まれた。

外向的であるが故にできない仕事はあまりすぐには思いつかないが、内向的であるが故に向かないとされる仕事はパッと思いつく人は多いと思う。

よく言われているのは、営業職や接客業だ。もちろん内向型の人であっても、これらの職業で活躍できている人がいるので、一概には言えない部分がある。

しかし、社会は基本的に外向型の方が有利だったり、生きやすいことが多く、あらゆる環境において合格点を出すことができると思う。

内向型の人は合格点すら出せない環境・領域が外向型の人より多いと感じる。

だがしかし、内向型の人の特徴として、力を発揮できる環境では、外向型よりも高い最高点を出せたり、圧倒的な成果を出せる可能性があると思っている。

ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグなども内向型と言われている。

内向型の人だけに限ったことではないが、内向型の人は特に環境選びが重要になると考えて良いと思う。

ここをミスると、力を発揮できず、評価もされず、幸福度も下がってしまう。

俺の現在の環境

実際に俺の現在の環境がどんな環境なのかを軽くだけ紹介する。

  • プレッシャーが大きい
  • スピードがかなり求められる
  • 挑戦しにくい
  • 攻撃的な人がいる
  • 陰口とかが多い
  • バタバタしている

正直、内向型の人にとってはかなり相性が悪い環境であると思っている。

実際に、俺以外の内向型の人も萎縮してしまったり、働きにくそうにしている。

また、他にもいろんな要因が重なり、内向型の人に限らず、人がドロップアウトしていく環境になっている。比較的ブラック寄りの環境であると思う。

今の俺の職場はプレッシャーもかなり大きい。プレッシャーが全くない仕事など存在しないが、あまりにも俺の今現時点で許容できる範囲を超えており、内向型の強みを仕事に活かしきれていない。

就職して、もうすぐ1年が経とうとしているが、俺の就活は成功か失敗かで言うと、失敗になる。

これについてはまた別記事で紹介したいと思っている。

内向型の人が成長できる環境

内向型と言っても、個人差があり、万人にあてはまる正解はないのが事実。

しかし、一般的に言われていることと、俺なりの考えも含めて、どのような環境が良いかを挙げていく。

  • のびのびできる
  • 適度な裁量権がある
  • 創造性が発揮できる
  • 一人で思考したり、作業できる
  • 静かで落ち着ける
  • 挑戦できる
  • 認めてくれる人がいる
  • 自分から提案しやすい
  • 激務すぎない
  • 内発的動機を重視する
  • 外向性があまり重視されない環境

これらを無理やり一言でまとめるとすると、「心理的安全性が高い環境」と言えると思っている。

「外向型の人は適応できる環境の幅が広く、内向型の人は適応できる環境の幅が狭い」という仮説の根拠の一つに「内向型の人にはより高い心理的安全性が必要になる」と言えると考えた。

内向型の人にとっては、「心理的安全性」は外向型の人より重要な要素となりうる。

また、外向型が評価されるような環境も避けた方がいい。

一概には言えないが、外向型が重要視される環境や業務は基本的に内向型の人と相性が悪いことが多い。

内向型の人が無理に外向型になろうとしても、失敗する可能性が高く、外向型の人に比べて成果を出せない可能性も高い。

加えて、内向型の人はいきなり激務は向かないと考える。

理由としては、元々適応できる環境の幅が狭い傾向にあるため、いきなり業務のレベルを上げてしまうと、適応できずに潰れてしまう可能性もある。

実際に、今の俺も実力不足すぎる環境であるため、かなりギリギリの状態で毎日を過ごしている。

同期にも内向型であろう人がいるが、その人は俺以上に潰れかけている。同じ内向型といて見ていてとても辛い。

そのような経験から内向型の人は少しずつコンフォートゾーンを広げるイメージでいた方がよい。

そのために、目標は長期的な目線で考えておくことも重要。短期的に考えてしまうと、激務の選択をせざるを得なくなってしまう。

内向型の人は自分のペースで進められる環境でコツコツと成長していくのがおすすめ。

一人になれる時間は不可欠

内向型の人は身体的にも精神的にも回復するためには、一人の時間を作ることが大切と言われている。

学生時代は仲の良い人とだけ関わることができたが、社会人になると嫌な人であっても、週5で関わらなければならない。内向型にとってはかなりの苦痛である。

業務中も一人の時間を作ることができるのが理想ではあるが、難しい場合もあるので、そのような時はプライベートでしっかりと一人の時間を作ろう。

環境は実際に経験しないとわからない

内向型の人が成長できる環境の要素を挙げたが、環境が自分に合っているかどうかは、その環境に飛び込んでみないとわからないことが多い。

俺も今の職場は就職する前に、一度訪問したり、他の会社との比較や吟味をしていた。

その上で、今の職場が最適だと思って、選んだ職場ではある。

しかし、実際に就職してみて、ミスマッチだと感じた。

また、俺の場合は「燃え尽き状態」にもなってしまったり、今思うと就活への考えが甘かった部分もあるし、いろんな要素が絡んではいるのだが、環境が自分に合っているかどうかを事前に判断するのは本当に難しい。

成長できる環境を見つける具体的な方法

俺もまだ完全に自分に合った環境を見つける術を身につけたわけではないが、以下のことは心がけるべきだと、失敗を経験して感じている。

  • これまで力を発揮できた環境を振り返る
  • 自分の強みを理解する
  • 就職先・転職先候補の情報収集
  • 自分の軸となる価値観や重視する要素を考える

これらのことは最低限心がけるべきであるが、結局のところ、実際にその環境に飛び込んでみないと、自分に合っているかどうかわからない。

どうしても合わない環境は、メンタルが壊れる前に辞めた方がいいが、100%自分の理想通りの環境なんてものは、自分で起業などしない限り見つからないし、起業したとしてもそれが叶うとは限らない。

そのためにも、自分の過去の経験から、力を発揮できそうな環境の特徴を洗い出し、自分にとって重要な要素や優先順位を決め、力を発揮できそうな確率が高い環境を選ぶしかない。

そして、選んだ環境の中で、多少は自分を環境に合わせる努力は必要になる。

結論

  • 内向型の人は環境選びが重要で、ミスるとメンタルがやられる。
  • 内向型の人は「心理的安全性」が外向型の人より重要。
  • 優先順位をつけろ。
  • 実際に合うかどうかは、その環境に飛び込んでみないとわからない。
  • 100%理想通りの環境はない。

今後も経験を重ね、知見のアップデートをしていく。

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