
今現在、就職活動や転職活動で悩んでいる人はいるだろうか?
就活は人生の中でも大きなターニングポイントになりうるので、不安に感じている人は多いと思う。
「失敗したらどうしよう…」「何をすればいいかわからない」という大学生は多いはず。
そこで就活に失敗した俺が、何で失敗したのかを分析した結果を共有しようと思う。今回の解説は、正直プラスになるような内容というより、マイナスを避けるためのものだと思っていてほしい。
ただ一つだけ注意点としては、俺の就活は一般的な就活の流れとは少し異なる流れになるので、できるだけ一般的な就活に活かせるような初歩的な内容にしている。ぶっちゃけ、「当たり前だよね」ってことが多い。
つまり、その当たり前を疎かにしてしまうと失敗する確率がグンと上がってしまうと考えて良い。成功する方法を調べるのも重要だが、失敗しない方法もそれと同じくらい重要だと考えている。
現代最強のマーケターと呼ばれている森岡毅氏も大凶を引かないことが重要と言っていた。
就活に失敗したと思う理由

- 俺が就活に失敗したと思う理由は次の通りだ。
- 仕事に楽しさややりがいを感じない
- 仕事に集中できない
- 自己研鑽のモチベーションが沸かない
- 会社の体制が説明会の時と大きく変わっていた
- 人手不足
- 自分の強みを生かすことができていない
失敗理由は大きく2つに分けることができる。
「事前に避けることができるもの」と「避けることができないもの」だ。
ここでまず重要なのは失敗理由をこの2つに区別することだと考えた。
俺の場合、大学卒業時の「燃え尽き」や会社の体制が大きく変わったことなどは、正直就活時には自分の力ではどうしようもない「避けることができないもの」であり、ここに関しては深追いするのは効率が悪く、今更解決できる可能性は低い(燃え尽きからの回復は重要だある)。
それより、「避けることができたもの」に着目して、そこへの対処をまずは考えていく。なので、今回も「避けることができたもの」を中心に解説していく。
自己分析が甘かった

仕事だけが人生じゃないのは当たり前だと思うかもしれないが、俺は就職活動の時に就職先の候補を絞っていく上で、プライベートのことを全く考えていなかった。それぞれの企業の業務内容や業務時間、給料、福利厚生など求人情報の比較しかやっていなかった。
その結果、就職してからあまりプライベートを充実させることができず、休日も休まらないと言う状況になってしまった。
バイアスには気をつけろ

自分の適性なども考えたが、都合の良い部分だけに目を向け、都合の良い解釈を無意識にやってしまっていた。これは俺だけではなく、いろんな人にも起きてしまう可能性のあるバイアスだと思うので、気をつけてもらいたい。
それに加えて、俺の場合は「燃え尽き状態」にもなってしまったことで、苦しい1年目になってしまった。
これから就職活動を行う人は、給料の比較など仕事面だけではなく、自分はどれくらいプライベートを充実させたいのか、仕事以外でどんなことをしたいのかもしっかりと把握するようにしよう。
企業研究が甘かった

見学なども行けるところは行ったし、雇用条件なども確認はしていたが、それだけでは正直甘かったと感じている。もっと幅広い職種・業種の説明会や情報収集を行うべきだった。
学生の時は今の選んだ職種が一番良いと思い込んでしまう、視野狭窄が起きていた。最終的に選んだ職種が今と変わらなかったとしても、幅広い職種のことをもっと知っておけば、後悔が少なくなる。
過去は変えることができないが、過去の経験から学び、現在・未来の選択は変えることができる。
2025年内には転職活動を始める予定であるので、その時は企業研究を念入りにしていく。
自信過剰・根拠のない自信が生じてしまった

今の職場は割と激務というか、大変というか、ブラック寄りな職場である。
それは就職活動時にはわかっていたが、その時の俺は「俺ならやれる」と思っていた。
しかし、いざ就職してみると「燃え尽き」の影響もあり、全く会社に貢献できず、今は逆に自信をなくし、業務が不安で苦しい。同期とも差をつけられ、全く楽しさややりがいを感じることができない状態が続いている。この自信過剰は自己分析などをしっかりとやっていれば防げたかもしれない。
孫子の兵法の「彼を知り己を知れば百戦殆からず」の重要性を知ることができたいい機会だとポジティブに捉えるように努力している。これを機に孫子の兵法を学んでみようとも思っている。
自己欺瞞に陥っていた

自己欺瞞とは、自分の良心や本心に反していることを知りながら、それを自分に対して無理に正当化することである。
正直、今の職よりもやりたいと思っていたことがあったが、世間体や給与面などで今の職を選択することを無理やり正当化しようとしていた。世間体などを気にしてしまう人は意外と少なくないと思うし、親からこういったことを指摘される人も一部いると思う。
ただ、ここはかなり難しい問題である。
仮に俺が本当にやりたい仕事をやろうとすると、働く場所も限られ、正直給与も低い。
一生独身を貫くなら特に問題はないのだが、結婚して子供もほしいと思っているため、ある程度の自己欺瞞というか妥協は必要になってくる。そこでやはり重要になってくるのが、自己分析・自己理解であると考える。
自分が何を優先したいのか、自分にとって何を重要視したいのかを明確にしておく必要がある。100%理想を満たす解はないが、最適解を導き出す努力は続けていくつもり。
彼を知り己を知れば百戦殆からず

就職活動に失敗したくなければ、「彼を知り己を知れば百戦殆からず」に尽きる。
「彼を知る」は、就職候補の企業の情報を集める。
「己を知る」は自己分析をして、自分の強みや価値観、軸を明確にする。
これらを意識すれば、失敗する確率を大きく下げることができると思う。俺は新卒の就活に失敗した身なので、偉そうなことは何も言えない。インスタとかで流れてくるキラキラストーリーなんて皆無。
そんな俺の失敗談を生かして、これからの未来ある若者には就活を成功させてほしい。
俺も今年中に転職活動を始めるので、新たな知見が得られれば共有していきたい。
就活の情報収集は今はYouTubeをうまく活用していくのが良いと思う。就活のやり方や対策、企業の情報などをいろんな人が発信してくれている。ただ、多くの情報があるので、取捨選択が必要になってくる。